a.新千歳空港

北海道にはカヤックが盛んな川が多い釧路川や天塩川でナイスなパドル捌きを披露したことがある嘘だぜ、浮かんでいるだけで進んでいくのだここ千歳にもこんな風景がある

晴れの予報は嘘ではなかったが頭上の雲が取れない機体に光が刺すことを期待して２時間を費やしたもう雲の上では光が反対側に回っているギブアップ

超望遠レンズで離陸シーンを撮る朝一番から陽炎でメラメラのコンディションシルエットになれば何とかなるかも知れぬそう思ってスタート地点に戻った

何度か通り過ぎたことのある通りこの日はピンと来て車を止めたいい雲が刻々と姿を変えながら流れてゆくもう少し秋色になってから撮ってみたい

台風一過の昨夕は素晴らしかったと聞かされて多少の焦燥感を背負って出動北風なのでほとんどの機はすぐにライトターン翼の裏に光が回り込んだところを狙う定番の構想薄い雲を抜けたところでシャッターを押した

ANAのＡ３８０が新千歳に飛来人混みが苦手なので地味なところでスタンバイ心地良い涼しさで昼寝も進む目が覚めたら、周りは車でいっぱいになっていた

新千歳空港の有名撮影ポイントＡ１０こんな距離で撮影できるところはそう多くはないしかし、ここに向かう林道を舐めてはいけないこれまでに何人かスタックした話を聞いた

地平線まで続く道、そして大きな空北海道をイメージする代表的な構図だろう踏切を渡った時、架線がない広い空に気が付いたＣＴＳへアプローチするＢ７８７が通り過ぎる

遠目でも良いからと千歳市の西側を散策閑静な住宅街が広がっていることを知ったここはドッグランがある千歳市の公園新千歳空港ICのすぐ裏手だ

江戸時代、陸上輸送を担っていたのは馬だったらしい産業革命がなければ、今でも早馬を育成したに違いない今、車からタイヤがなくなって空を飛ぼうとしている馬よ、これからどうするつもりや

白樺はなぜ白いのか、検索しても分からなかった白い成分は判っても、その成分が生成される理由は判らないというただ、暖かいところに植えても白くはならないらしい青空に映える美しい樹だ

到着した時の夏雲を見失いＧ７を終えて戻ってきた政府専用機を肉眼で見送り右往左往して日没後に辿り着いたのがここ長い短時間だった

旭川へ向かう機内、エアドゥにはＷｉＦｉが無い勘だけを頼りに被写体を探る苫小牧上空に差し掛かった時、千歳空港に進入する機影を発見海面の機影から高度が伺える

ロッキーチャックという１９７３年に放映されていたアニメ確か日曜日のサザエさんが終わった時間帯だ「みどりが森」のあの主題歌を思い出しながら、この作品を見てほしい冬支度に忙しい動物たちがいるはずだ

「元気です北海道/Welcome!HOKKAIDO,Japan.」キャンペーンを見て、これなら自分にも参加できると思ったまだ暖かいころの決断で、想定していたのは雪景色ところが・・・・今年は暖かすぎた夕刻にようやく冬の訪れをイメージできる情景...