このサイト「航空機がある風景」は、全国の空港で撮影した航空機写真をもとに、撮影場所の選び方、構図の考え方、使用機材や撮影設定などを写真付きで解説する航空写真専門サイトです。
実際の撮影体験をもとに、天候や光の条件、撮影時の工夫や失敗例も交えながら、これから航空機撮影を始めたい方や、表現の幅を広げたい方に向けて実践的な情報を発信しています。
- チャーター飛来

空き時間にコンビニで珈琲タイム
無線が入りだした
EVA?予定になかった便だ
日没後のいい光の中を帰っていった
Nikon Z8 NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S
雪に覆われた滑走路を進むチャーター機を、冬の大地と空のグラデーションの中に丁寧に配置した一枚。構図の核は、画面下三分の一を占める雪原と、背景に重なる山並み、そして上空の夕焼け空という明確な三層構造。機体は水平構図の中でやや下寄りに配置され、重心を低く保つことで、雪国の静けさと機体の質量感が強調されている。
特筆すべきは色の対比であり、冷たい青系で統一された雪原と山肌に対し、空は黄金色から淡い橙へと移ろう暖色系。そこに機体のグリーンが加わることで、画面全体にリズムが生まれ、主役である航空機が自然に浮かび上がる。背景の山並みは完全に主張せず、ややコントラストを抑えることで、被写体との距離感とスケール感を巧みに演出している。
撮影タイミングは、日没直後のいわゆるマジックアワー。直射光を避け、拡散した斜光を選ぶことで、胴体側面の陰影が柔らかく、塗装の質感やロゴが破綻なく再現されている。雪面からの反射光も加わり、機体下面まで均一な明るさが保たれている点は、冬季撮影ならではの利点だ。
撮影機材は、高解像度のフルサイズ機に超望遠を組み合わせ、背景を圧縮しつつ、不要な情報を整理している。シャッタースピードは走行中の機体を確実に止められる値を確保した。 - たまにはドカンと

今回持ち込んだレンズは単焦点のみ
遠景を600mmで撮った後も追ってみた
背景の旭岳を少しでもと拾った
らしくない一枚だが備忘録として
Nikon Z8 NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S
いつもの撮り方から少しだけ逸れた、いわば“寄り道”的な一枚だ。今回持ち込んだレンズは単焦点のみ。遠景を600mmでじっくり狙うつもりで臨んでいたが、撮影を続ける中で、あえて近距離まで引きつけてみたい衝動が湧いた。背景に広がる旭岳の存在を、ほんの少しでも拾える距離感が残っていたことが後押しした。
通常、この距離まで寄ると、機体の情報量が一気に増える。コックピット周りの造形、機首の曲面、脚周りの構造、塗装の質感。どれも主張が強くなり、画面は簡単に「うるさく」なる。普段であれば避けがちな構図だが、このときはあえて整理し過ぎないことを選んだ。タイトルの通り、「ドカンと」来る迫力を、そのまま受け止めてみたかった。
結果として、機体は画面いっぱいに入り、Jetstarのロゴやコピー、ノーズギアのディテールまで克明に写り込んでいる。一方で、背景には完全に消し切れない冬の山肌が残り、ここが旭川であることを静かに示している。この「完全には切り捨てない背景」が、この一枚を単なる機体アップで終わらせず、記録性を保ってくれた。
600mmという超望遠は、寄れば寄るほど立ち位置のわずかな違いが構図に直結する。機体の進行方向、背景の山の稜線、雪原の入り方。そのすべてを瞬時に判断しながら追い続ける必要があった。狙い通りに整った一枚ではないが、追いかけながら切ったからこそ残った緊張感がある。
正直に言えば、この写真は「らしい一枚」ではない。構図も主張も強く、余白の美しさとは無縁だ。それでも、備忘録として残しておきたかった。撮影を続ける中で、時折こうして感覚を振り切ることで、次に戻るべき自分のスタイルが、より明確になることがある。
- 影の日

1月も半ばなら新雪で撮れると期待していた
少々残念だがまた積もることを期待しよう
前日よりも20分ほど遅れてやってきたJL551
綿密な計算の結果が功を奏した、算数の技術だ
Nikon Z8 NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
- 直立の樹々

日没後の構想はシルエット
好きな影絵にふさわしい林に決めた
ここを飛び出したB767が本命
しかし、意外にこれの方がいい
Nikon Z6Ⅲ NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
- 2026AKJ ウォーミングアップ

11月以来、2か月以上ぶりの旭川
一面雪に覆われていることは重々承知のこと
しかし氷点下16℃ではカメラの操作も痛い
こんなに寒くても南風が吹いている
NIKKOR Z8NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S


