時折青空が顔をのぞかせるが、それは東の空
一般的に言う曇天で黄昏時を迎えた
似たようで似ていない雲の合間を縫って上がってゆく
そしてとうとう日の入りの時間を迎えてしまった
空の色はご覧のとおり
しかし、これでは済まない予感があった
あっという間に全焼した天空
この情景には言葉が出なかった
飛行機が絡んでも無力だったに違いない
「waaa、haaa、・・・」声にならないうめき声をあげていた
あっという間のショー
この時の心理状態、写欲が意外にも高くなかった
肉眼で、風を感じながら、潮の匂いを感じながら至福の時を過ごした
グロテスクな感動

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